市長メッセージ(平成31年)
市長メッセージ 市民の皆様へ
平成31年1月1日 市長メッセージ
新年あけましておめでとうございます。
本宮市長でございます。
市民の皆様には、平成31年の輝かしい新春をお健やかにお迎えのことと存じます。
本年は己亥の年でございます。亥年は、「発芽に備えてエネルギーを蓄える時期」を意味すると言われておりますが、本宮市は、一昨年、英国を相手国とした、2020年東京オリンピック・パラリンピック復興「ありがとう」ホストタウンに登録され、交流がはじまりを見せたことや、日英友好のシンボルとして親しまれている「英国庭園」の開園とあわせ、英国との繋がりがより深まってまいりました。同じく一昨年から、未来へつなげる新たな取り組みとして実施しております、国際交流事業「英国訪問団」が、英国ロンドンを訪問し、同行いただきました市内代表中学生の皆さんと共に、さらなる友好関係を築いてまいりました。訪問団の大きな目的でありました、英国オリンピック委員会の訪問では、ビル・スウィーニー最高経営責任者と面会し、2020年開催の大会終了後に、市民の皆様と英国選手との交流などの話を進めてまいりました。
昨年11月には、さっそくビル・スウィーニー氏がご来市され、市開催の青少年健全育成大会において、2020年東京オリンピック・パラリンピックへの期待の大きさや、スポーツの素晴らしさについて、スピーチしていただいたところであります。今後、昨年着任いただきました、国際交流員を交え英語による市の情報発信や、国際性豊かな人材育成により、交流人口の増加を目指してまいりたいと思っております。
私は、東日本大震災と原発事故からの復興が、市民の皆様と共に、着実に前進しておりますことを実感しております。
お陰様で本市の復興も進み、汚染土壌の仮置き場から中間貯蔵施設への搬出につきましても、順調に進められております。
これまで多くの市民の皆様をはじめ、関係機関や各種団体の皆様から、心温まるご支援、ご理解とご協力をいただき復興事業を進めてくる事ができました。今後は、平成31年度を初年度とする、本市の最上位計画であります第2次総合計画に基づき、復興から創生へとつなげる様々な事業に取り組んでまいりたいと考えております。
「笑顔あふれる人と地域が輝くまち もとみや」を将来像とし、もとみやに住む人々や訪れる方々の「笑顔」があふれ、「人」や「地域」が、いきいき輝いている将来の姿を目指し、その実現のための基本目標として、一つに「人を育み地域を創る未来へ夢ふくらむまち」、2つに「いつまでも健康で豊かで活力と賑わいにあふれる まち」、3つに「自然と人の暮らしが調和する安全・安心で快適なまち」を掲げ、政策分野ごとに柱を定め、「住みよさの維持向上」を更に推進してまいりたいと思っております。
現在、本市の活性化や賑わい創出に繋げるため、本宮駅舎を中心とした整備事業を、昨年から平成32年度末の完成を目指し、本格的な整備を進めております。本年は、その一つであります「地域交流センター」が4月にオープンする予定であります。本宮駅は、まず「仮駅舎」を設置し、新駅舎の整備のための準備を進めてまいります。本市を訪れる方々をお迎えする玄関口である駅周辺の「ハード」面の整備が進む一方、2020年東京オリンピック・パラリンピックの英国関係者の方々をはじめとする国際交流や、市内賑わいの創出の「ソフト」面の事業が、相乗効果となり、本市の元気を広く発信できる将来の宝となっていくことと確信しております。
私が、常に思いますのは、この地域に暮らす市民の皆様の安全・安心と、子育て環境の向上であり、そのためには、地域福祉の充実や産業の振興が重要となります。その時々の状況を冷静に見極め、短期・中期・長期に必要な施策を展開することが行政の基本と考え、亥年のいわれの様に、蓄えた力を次のステップにつないでいくよう、震災復興から得た多くの教訓を胸に、第2次総合計画のもと、本年からの10年を創り始めるスタートの年とし、安心して赤ちゃんを育て、若者が元気で学び働き、高齢者の皆様が笑顔で過ごせるような市を目指してまいりたいと考えておりますので、今後とも一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、市民の皆様には時節柄、交通事故と火災にご注意いただき、新しい年が健やかで、幸多い年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。