市長メッセージ(令和3年)
市長メッセージ 市民の皆様へ
令和3年10月12日 市長メッセージ
市長の高松です。
令和元年10月の東日本台風災害から二年を迎えました。
お亡くなりになられた7名の方々に対し、改めまして哀悼の意を捧げるとともに、ご家族・ご親族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。
また、災害からの復旧・復興に全力で取り組んで来られた市民の皆様、企業・団体の皆様に対しまして、深く敬意を表するとともに、各般にわたるご理解とご協力に心より感謝申し上げます。
この二年を振り返えりますと、被災された多くの皆様にとって、大変長い二年間であったと思います。今もなお、借上げ住宅などでの暮らしを余儀なくされている方もおられます。また、以前のような暮らしを取り戻すことができない方もおいでになり、苦難は計り知れませんが再建に取り組んでおられます皆様の姿に感銘を受けます。
市は全力で最後のおひとりまで寄り添い、ご支援させていただくことをお約束申し上げます。
この間、市といたしましても、河川の整備をはじめ、被災した公共施設の復旧や防災備蓄倉庫などの防災関連施設等の整備、集中豪雨時に迅速な対策ができるよう排水ポンプ車を配備するなど、被害の軽減対策に努めてまいりました。
さらに、近年の気象変動等の影響により水災害が頻発していることや、東日本台風の経験と反省を踏まえて、被害の発生前から行政や市民の皆様が迅速で的確な対応をとるためのタイムライン 防災行動計画も策定しました。
二度と犠牲者をださないために、市民の皆様と行政が危機感を共有し、災害時に命を守る行動ができるよう普段から災害に備えてまいりましょう。
なお、災害から2年を迎える、明日、
正午に黙とうを行います。行政無線放送でお知らせいたしますので、犠牲になられた方々のご冥福を祈り、黙とうを捧げていただきますようお願い申し上げます。
昨年から続く、新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中、市民の皆様・企業の皆様のお一人おひとりが、日ごろの生活の中でも感染予防を徹底していただいておりますこと改めて感謝申し上げます。
今後も「コロナはすぐそこに 注意しながら フツーの暮らし」の実践をお願いいたします。
最後に、市民の皆さまの安全で安心な生活を守るため、全力を尽くしますことをお誓い申し上げ、私からのメッセージといたします。ありがとうございました。
令和3年3月11日 市長メッセージ
市長の高松です。
2011年、平成23年3月11日金曜日午後2時46分、東日本大震災の発災から10年を迎えようとしております。地震・津波・東京電力福島第一原子力発電所の水蒸気爆発、15,899人の尊い命を奪い、今尚2,526人の方々の行方が不明となっております。未曽有の大災害でありました。この10年多くの皆様のご協力ご支援のおかげで、復旧・復興が進められております。本市では、一つの区切りを付けられる時期に来ていると考えております。
しかし、未だに故郷を離れ避難を余儀なくされておられる方々、故郷を離れ新しい地での生活を選択せざるをえなかった方々、断腸の思いで中間貯蔵施設を受け入れていただいた、双葉町・大熊町の皆さま、日々原発の廃炉作業に汗を流してくださっておられる方々等々、思いを言葉にできません、唯々頭の下がる思いです。
終息までは、まだ長い時間が必要とされています。
発災10年を迎えるにあたり、多くの犠牲になられた方々に哀悼の誠を捧げ、復旧・復興に力を注いでいただいている方々に感謝の意を表し、未だに心の傷が癒えない多くの皆様と思いを共有するため、今後災害からの犠牲を少しでも少なくするよう、多くの思いを込めて、市では3月11日午後2時46分にサイレンを鳴らします。市民の皆さま、企業の皆さま、それぞれがそれぞれの思いの中で、黙とうをお願いいたします。
本宮は今、台風19号の被災、新型コロナウイルスの蔓延、福島県沖地震災害と厳しい状況にありますが、本宮のシンボル「檀」のように、力強く、しなやかに市民の皆さまとともに、『笑顔あふれる本宮創造』のため、歩んでまいります。
明日の本宮に繋ぐために、よろしくお願いいたします。
これを持ちまして、東日本大震災から10年の市長メッセージといたします。
ありがとうございました。
令和3年1月1日 市長メッセージ
新年あけましておめでとうございます。市長の高松義行です。市民の皆様には、令和3年の新春をお健やかにお迎えのことと存じます。また、皆様には、日頃より市政運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
今年は辛丑の年でございます。苦境の終止符により物事が着実に進み、大きな希望が芽生える年であると言われております。災害からの復旧・復興、そして「新型コロナウイルス感染症」の収束に向け、 辛丑の大きな希望を心に刻み前進する芽生えの年としたいと考えております。
昨年、本市においては、東日本大震災対策と令和元年東日本台風災害からの復旧復興対策に加え、新型コロナウイルス感染症対策と、二重・三重の対策に取り組まなければならない多難な状況でありました。市民の皆様にとっても、いろいろと我慢を強いられた1年であったことと存じます。その様な中にあっても、災害からの復旧復興対策については、計画通り順調に進んでおります。これもひとえに、市民の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様方のご協力の賜物と深く感謝申し上げます。引き続き、市民の皆様の安全・安心、そして、「明るい笑顔あふれる本宮」のため、被災された方々の思いを忘れることなく、市民の皆様と共に「オール本宮」で一歩一歩前に進んでまいりますので、皆様にはご協力とご指導をお願いいたします。毎日、全国各地で新型コロナウイルスの感染者の確認が発表されております。この感染拡大によって地域経済は停滞しており、この現状を1日も早く解決していかなければなりません。しかしながら、人の移動が多くなれば感染は拡大傾向となります。私たちには今、冷静な判断が必要とされております。感染予防をしっかり行いながらの経済対策、非常に難しい事ですが、果敢に挑戦し成し遂げなければなりません。市民の皆様にも冷静な判断の中で、市・国・県の経済対策のご利用をお願いいたします。
お一人おひとりの感染対策が大きな成果を生むことは、はっきりしております。これまで、皆様には、感染対策の徹底にご協力いただき感謝申し上げます。引き続き、気を緩めることなく危機意識を持ちながらのマスクの着用や手洗い・手、指の消毒、うがいなど、基本的な感染対策をいただき、本宮市お正月コロナ対策スローガン「お正月も家族で徹底! 感染予防で静かに過ごす」この実行をお願いいたします。
コロナの見通しがつけば、いよいよ今年は延期されていた「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」が開催され、3月27日には本市をオリンピック聖火が駆け抜けます。東日本大震災から10年目となる節目の年に、英国の復興ありがとうホストタウンとして、ご支援に対する感謝の思いを声援に変え、震災から復興した元気な福島の姿を、この「福島のへそのまち もとみや」から国内外へ発信し、大会を盛り上げていきたいと思っております。
私は、行政の基本はその時々の状況を冷静に見極めながら、地域に暮らす市民の皆様の安全・安心、福祉・教育の向上、更には地域産業の振興など、さまざまな施策を展開しなければならないと考えております。震災・台風災害から得た多くの教訓を胸に、防災・減災の取り組みと定住促進事業を推進し、『「笑顔」あふれる「人」と「地域」が輝くまち もとみや』のさらなる 魅力発信に努めるとともに、市民の皆様の笑顔が絶えないまちづくりを目指してまいりますので、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、市民の皆様にとりまして、新しい年が健やかで幸多い年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。